ロック・エスカレーション機能

DB2には「ロック・エスカレーション」という機能があります。

これは設定したメモリ量までは、行に対してロックをかけ、設定値を超えると複数の行ロックを1つの表ロックに変換し、メモリ量を自動的に節約する機能です。

しかしその為、このロック・エスカレーション機能を意識せずにDB2のチューニングを怠った場合、行ロックを期待している部分で表ロックがおこり、結果デッドロックが起こる場合があります。

その為DB2ではロックを意識して、以下のパラメータを適切にチューニングする必要があります。


■「LOCKLIST」
ロックの管理に使用されるメモリ量(インストール時には大変小さい値)
■「MAXLOCKS」
単一のアプリケーションがLOCKLIST値で設定したメモリ量のどの位の割合を使うかについての設定値

設定の方法はDB2の管理画面(コントロール・センター)から行う事が出来ます。
DB2管理者権限でコントロール・センターを起動し、パラメータを変更するDBに合わせて「右クリック→パラメータの構成」で表示されるパラメータ構成画面から設定します。